
個人
個人事業主から法人化へ
個人事業主から法人化をするにあたり、個人に対して課税される所得税、法人に対して課税される法人税の違いを理解することが重要です。
CASE STUDY 実際の事例
個人事業として事業を営んでいたAさんは、個人事業開始から数年経った頃、同業者から所得税や消費税の申告を正しく行っているのが問われたそうです。今までは詳しい知識もなく自己申告を進めていましたが、不安になり当社に来られました。売上は毎年増加傾向にあると同時に、所得税が年々増えていくため、負担が重いと感じていたようです。

SOLUTION 当社による解決
現状の売上と費用をもとに、この先の利益予測を立て、法人化することによって法人税や所得税、住民税がどのように変化するかご提示しました。それと合わせて、法人化することによって税負担が軽減する理由(所得税と法人税の違い)も詳しく解説。会社法上必要となる、資本金などの金額により、税金にどういった影響が生じるかをご案内し、お客様にとってより節税効果の高い会社制度をご提案することに。個人事業を法人成りした結果、税負担をきちんと軽減できました。毎月の会計報告を徹底することにより、月次で業績を確認し、今後の利益予測も適切に把握できるようにしました。
POINT ポイント
- 法人と個人の大きな違いは「税金」にあります。個人の場合「所得税」となりますが、法人の場合は、法人の所得に対して課税される「法人税」となります。累進課税(課税額が高いほど税率が上がること)の所得税に対して、法人税の税率は一定になるため、税負担が軽減されるのが魅力です。一方で、法人化により経理が複雑になりますので、メリット・デメリット含めて詳しくお伝えしたうえでご提案いたします。
- 法人化をするにあたり、何よりも経営者自身が税務会計に関心を持つことが大切です。当社では「ご自身で会計記帳を行い、税理士が毎月チェックする方法」「毎月お客様から会計書類をお預かりして、当社にて記帳する方法」「年に一回、会計書類をお預かりして、当社で記帳する方法」の3つのご提案をいたします。コストに対する意識を変え、従業員の定着や売り上げ貢献を目指しましょう。